怒らずに上手に叱る

辞書で調べると「怒る」と「叱る」には以下のような違いがあります(()内は、子育て目線で意味を捉えてみました)。

怒る 不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを相手にぶつける(感情的になりどなる)

叱る 目下の者の言動のよくない点などを指摘する(子どもに説明したり諭す)

出典:goo辞書

怒ることをなくし、叱ることを大切にするためのポイントを紹介していきます。

子どもに対し叱ることは、よくないことを教えるためにも必要不可欠です。子どもに穏やかに接しながらもうまく叱ることができたら、親子で笑って過ごす時間が増えると思います。

叱るポイントを子どもと共に理解し合う

子どもに理解させることは難しいです。それでも、伝え続けることで少しずつでも共通の理解になっていくはずです。

そこで、予めルールを決めておくことで、大人も自分が怒ってしまったのだと気付けるサインにもなり、無駄に怒ることを減らすことにもつながると思います。

例えば、「刃物を触ろうとする・道路を飛び出すなどあきらかに危険な行動」「叩くなど、あきらかに人を傷つける行動」の2つの行動がみられたら叱る、と決めておくのです(もちろん、2つだけでなくて良いです)。

子どもの心に届くように叱る

まずダメ!と、行動を制止します。その後、しっかり向き合ってなぜダメなのか説明します。なぜなのか理由を知ることが必要です。その時、子どもが理解しやすくするために、大人の気持ちを伝えるようにします。

その際「危ないからダメ!」では、実は子どもにとって説明にはなっていないのです。「けがをしたら痛いよ。〇〇が痛いのはママ(大人)は悲しいよ。だからダメなんだよ。」と加えると子どもでもダメなのだということを受け入れやすくなると思います。もちろん数回伝えたからといって、理解できることではありません。繰り返し説明を添えて行くことで子どもの理解につながるのです。

私はこの、気持ちを添えた説明はいかに自分が大事にされているのかをストレートに感じルことにもなると思います。だからこそ、子どもの心に届くと考えているのです。

間違いを認める

子育ても人とのかかわりであり、親も人間です。頭で理解していてもうまくいかないこともあるし、間違えてしまうこともあります。それを間違えたままにせず、素直に子どもに伝え謝ること、ハグや握手をして仲直りすることが大切なのです。

これはいつか、子どもが集団で過ごした中で友だちとのかかわりの中で必要な力でもあると思います。

参考

子どもを叱りたくなったら読む本 - 株式会社 学陽書房

学びの物語の保育実践       ひとなる書房

2017/11/07 更新

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